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「耐水害住宅」の公開実験=防災科研と一条工務店
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時事通信社 10/2(水) 21:16配信記事より引用
豪雨や洪水の際、通常の一戸建て住宅が床上浸水となる状況でも、1階への浸水を防ぐ技術を大手住宅メーカーの一条工務店(東京都江東区)が開発し、茨城県つくば市の防災科学技術研究所で2日、木造2階建て住宅に装備して公開実験を行った。
この「耐水害住宅」は玄関ドアや窓ガラスの隙間から水が入らないよう、パッキンを取り付けたほか、壁面には防水塗料・シートを使用。床下の換気口は水位が上昇すると自然に閉じるよう工夫し、トイレや風呂などの排水管には逆流防止弁を付けた。エアコンの室外機などは高い位置に取り付けた。
防災科研の大型降雨実験施設内で地面を掘削して大型貯水槽を作り、内部に耐水害住宅と比較用の通常住宅を建設。大量の水を流したり、施設の天井散水設備で豪雨を再現したりした結果、耐水害住宅は床上まで水位が上がっても浸水はなかった。
関連動画 防災科研と一条工務店、耐水害住宅の実験公開
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